201305meguru

ここ数年、Facebookなどのソーシャルネットの影響で、
イベントやセミナーや交流会が増えています。
当会も他の会と日程がバッティングする事が一昔前よりも多くなり、
日程調整が大変な今日この頃です。

そんな中でも当会に参加する方が時々懇親会の席や私にお会いした時に
良く口にする事があります。それは・・・・

「もう○○の会には二度と参加したくない!」

何でも理由を聞いて見ると・・・

「常連メンバーだけで盛り上がっていて、初参加者は隅っこの方に追いやられ、気分悪かった。」
「主催者の方に挨拶しても全然相手にしてくれない。」


私はこれを聞いた瞬間「その会は長続きしないなあ」と思いました。

主催者にとって初参加者ってどういう存在だと思いますか?
単に「普通の参加者です」と言う意識でいるようでは、いつか運営がポシャルと思います。

主催者の皆様も経験があると思いますが、初参加者がその会やイベントに参加する時って、
どんな意識で参加されると思いますか?この点をまず考えてみて下さい。

「誰も知らない人ばかりの空気の中で相手にしてくれるのかな?」とか
「その会の雰囲気になじむ事ができるのかな?」など、
緊張かつ不安だらけの中で参加しているのです。
特に「大人数の場」に初めて参加する方って尚更、不安感だらけです。

そんな中で雰囲気に解けこんで楽しむ事ができれば
「また次も参加したい」と思いますが
「馴染めない」「相手にされない」という雰囲気を感じれば、
その人は2度と参加はしません。言い変えれば・・・・

「その人がリピーターになるか否かは初回が大事なのです」

私がこんなことを言うのもなんですが、
主催者の方でこの部分を意識している人って本当に少ないです。逆に言えば
「その部分を意識すればもっと参加者が増えるのにもったいないなあ」
と思う事が良くあります。

以前私が参加した関西で開催された、とある集まりでも、そう感じました。
開催を増すごとに参加者が増えて来て知名度も上がっているのに、
主催者はスタッフなどの身内で盛り上がっていて、
参加者を相手せずにスタッフばかり相手にしていたという光景を見ていました。
そう言う事をしていると、いつか参加者からそっぽを向かれるなあと思いました。

特にイベントがソーシャルネットで簡単に見つけられるようになり、
同日同時刻にイベントが乱立するようになった時代だからこそ
「初参加者へのその会への印象度」は昔よりも何倍も重要になっています。

私が最近感じる事は
「集客する事とリピーターを増やす事を両立できる事」が重要だと思います。
特に「初参加者へのおもてなし」は意識すべしです。

もし交流会やイベント主催者の皆さんが、初めて参加する会に参加した時に
参加した会の主催者に相手にされなかった場合、どんな虚しい気持ちになるか?
参加者の立場でそう感じた時に主催する側に立って初参加者を見たら同じように対応しますか?

「初参加者へのおもてなし」って本当に重要なのです。

ではどうやって初参加者をもてなせばよいか?1つだけ言える事は・・・
「主催者の方が初参加者の方に声をかけるだけでも初参加者の方の緊張感は和らぎます」
でも運営や進行に奔走していては、難しいと思いますが、
でもここだけは手は抜かないで欲しいです。

キックオフ関西は昔、休憩時間に参加者の方だけを集めてご挨拶をした事もあります。
でもこれじゃ・・・と思うようになり、最近は違う方法で「おもてなし」をしています。
それは「当会に参加して確認してください」(ひ・み・つ)

緊張感100%の中で参加された初参加者の方が「●●さん、はじめまして」と
主催者の方がひと声かけるだけで、初参加者の方は緊張感が和らぐ。
緊張感が和らぐことにより、周りも見えるようになる。
周りが見えるようになり、他の参加者に声をかけやすくなる。
声をかける事ができるようになり、交流が楽しく感じる。
交流が楽しくなる事により、満足感が高まる。
満足感が高まる事により、また参加したくなる気持ちが高まる。
また参加したい気持ちが固まる事により、リピーターになる。
リピーターになる事により、その人が口コミで広げてくれる。
口コミで広げてくれることにより、初めて来る参加者が増える。

交流会やイベントって、この繰り返しだと思います。

私は「交流会は立ち上げる事よりも維持させることが100倍難しい」とよく書きます。
立ち上げる事だけならば小学生でもやろうと思えばできます。
でも立ち上げたものを維持させる事って、どれだけ大変か?会社経営でも同じです。
交流会において一番難しい部分は「参加者のモチベーションの維持」だと思います。

初参加者は非常にデリケートですが、上手く対応すれば情報を拡散する効果も発生します。
自分が主催する会が長く続くか?否か?
そのカギは「初参加者」が握っていると言っても過言ではないです。

初参加者は「宝の原石」なのです。

主催者の皆さん、意識していますか?

キックオフ関西 今後の開催予定はここをクリック願います